2015.09.21
久し振りに家に帰ったら、秋の気配に愕然としました。

え、うそ、寒い!
掛け布団どこー!
てゆーかキンモクセイの匂いがする!
もう秋じゃねぇか!
まだ夏だと思ってたのに…!

わたしの狼狽がお分かりいただけるだろうか。
とか言いつつ、ブドウとホオズキ食べました。
あ、梨も食べたな、そういえば。

秋けっこう満喫してたね。
拍手ありがとうございました!





2015.09.13

 愛という言葉を、葉佩はよく口にした。それは、およそ敬虔とは程遠く、かといって男女が褥で囁き合うような情欲に満ちたものでもなく、ただ自分の喜びを表現する為の言葉だった。強い肯定、または感謝などを表す以上の響きは含まれていない。
 それでも葉佩が【愛】と言う度に、皆守は少なからず愉悦を感じ、同時に多大なる虚無感を覚える。ぼんやりしていると「俺もだ」などと返してしまいそうで、だから彼との会話では、いつも皆守は気を張っていた。冗談に本気で返されるとひどく切ないのだと、皆守も知らぬ訳ではない。

 ずっと苦しかった。降り積もってゆく言葉をただ眺めるしかない自分が憐れで、いともたやすく口にする葉佩が鬱陶しかった。いっそ消えてしまえと本気で考えるほどに。



 葉佩は何度も、言われた人間が呆れるほどに何度も【愛】と言った。それは欲望を表す言葉ではなく、神に捧げる真心などでも無論ない。葉佩にとってそれは肯定であり、喜びを表す言葉だった。当然ながら会話の上では否定や拒絶を表さずにはいられないが、それでも葉佩はできる限り【愛】を口にした。

 それは葉佩が知る唯一の、世界を肯定する手段だった。心配してくれて、笑いかけてくれて、傍にいてくれて、とても嬉しい。彼や彼女にとっては意識にも至らない日常であったとしても、葉佩にはそれが掛け替えのない幸福であると認識された。愛し愛されるという人格形成における重要な作業を、葉佩はこうして、多少いびつながらもようやく体験したのだった。




たぶん100題か何かに使うつもりだった。
んだと思う。たぶん。おそらくは。

以前どっかで上げてたっけ、この話。
してない…と思うけど…
どっかで見たと思った方は、ごめんなさい。
永らくのお付き合いありがとうございます。

こんな幸せな葉佩も書いてたんだな。
いや、けっこう幸せな葉佩も書いてるよね。
書いてる…よね?

あと、魔人5人が缶蹴りする話も発掘したよ。
終わってないよ。
終わる気はしないよ。
4000文字ぐらいになってるけど終わる気配がないよ。
だから放置されてるんだろうなぁ。
とりあえず緋勇が鬼になったところで止まってた。

中途半端なまま雑記に上げちゃうか…
それにはちょっと長すぎるか…
新しくファイル作るか…
だったら終わらせてちゃんと更新したい…

と、もやもやするのが趣味なので、もやもやしてます。
拍手と投票ありがとうございました!
しばらく留守がちになります。
雑記はなるべく書きたいと思ってます。
けど、まあ、なるようになるさ(座右の銘)。





2015.09.09
わたしが話でしか知らない事を、この人はリアルに知ってるのかも。
と、ふと思った。
それは、いわゆるカルチャーギャップってやつかも知れない。
わたしがただ世間知らずで怠惰なだけかも知れない。

数式や、言葉の意味や由来を知るのとは、別なんだよね。
その人にとっては、ただ現実に、眼前にある、または、あった事。
わたしの周囲には、存在しなかった、あるいは、見えなかった事。

誰も積極的には教えてくれない類のものなんだけど。
だからといって、知らない理由にはならない。
現にわたしは、少なくともその言葉を知っている。
体験としてではなく、知識として、だけれども。

そんな事を、考えるというほどでもなく、ぼんやりと浮かべている。
もやもやと、まあ、なんとなく、ね。
雨はまだやまないのかー。とか、そんなのと同じ感覚で。

とかなんとかやってたら、いつの間にやら96の日も過ぎてたよ!
ぼんやりしすぎだ!
まあいいか!
葉佩は今日も元気です!(たぶん)
拍手ありがとうございます!





2015.09.03

 副主将に捕まってしまったのは不覚だった。どうせもうすぐ卒業なのだから、などと訳の分からない理屈を並べられて、逃げる機会も逃げたいという気持ちも逸してしまい、気付いたら空は茜色に染まっていた。
 後輩との手合わせは退屈だったが、真直ぐに自分を見据える瞳は刺激的だった。上だけを見て、明日こそはと心に誓う。忘れていた訳ではないが、そんな気持ちを思い出し、思えば遠くに来たものだと、どこかで聞いたような言葉が脳裡をよぎってふと微笑む。もとより、どんな相手にも負ける気はしなかった。あの男に会うまでは。
 常になく熱中してしまったと後悔のように思いながら、心地好く疲れ果てて教室に戻る。射し込む斜陽に目を細め、窓辺に佇む黒い影にその時になって初めて気付いた。影もこちらに気付いたのか、あるいは先程から気付いていたのか、ゆっくりと顔を上げて視線を寄越す。優しい赤に染まった部屋で、黒い瞳がじっとこちらを見詰めた。
 彼は自分を待っていたのだろうかと期待のように考えて、しかし声にはならず眼差しを返す。すると、「遅かったな」と影がささやいた。静寂のような声音だった。後輩に捕まったのだとおどけて笑えば、つられたように影が柔らかく滲む。輪郭までも消えてしまいそうで、思わず手を伸ばしてしまった。髪に触れた指が、我を忘れて影を掴んだ。




たぶん、春に書いたやつだと思う。
しかもだいぶ前に。
ここからどうすればいいのか分からなくなったんだろうな。
京一がってゆーかわたしが。

途方に暮れるって、ちょっといいよね。

拍手と投票ありがとうございました!
最近は白味噌担々麺がお気に入りです。