2012.10.28
ふと、喪部の事を考えました。
喪部は何になりたかったのかな。
青い自分は嫌いだったのかな。
でもいざって時には青くなるんだよね。
醜いと思ってるのに、そうならざるを得ない。

踏みにじりたいのは、自分が踏まれたくないから。
なんで踏まれたくないって思うのか。
踏まれたら痛いって知ってるから。

どうして絶対的優位が好きなのか。
自分を肯定する客観的事実が欲しいから。
しかし理論は破綻している。
まあ理論って言っちゃうと他の人も怪しいけど。

作中でも物部氏と関係あるみたいな感じの言及がある。
物部氏の祖は、ナガスネヒコの妹と結婚した。
でも名前が似てるってんならハバキとアラハバキも似てるよね。
ゆづりはの葉佩が登美者なのはそういう訳だったのさ。

とかね、そぞろに考えてると楽しくなってくる。
脱線するのもまた一興。

拍手と【燃】ありがとうございます!





2012.10.26
 眠ってしまっては意味がない。どうしても確かめなければいけない事があるのだ。
 それが数学だったのか古文だったのか生物だったのか、記憶は曖昧で判然としない。ただ、暴力的なまでに鮮烈に、焼きついた光がある。明るい窓の外から視線を転じて、いくらか薄暗い室内に目が慣れるより早く、それは飛び込んできた。

 緋勇が、真直ぐにこちらを見ていた。

 それだけなら、彼も眠たかったとか、退屈だったとか、何がしかの目配せだったとか、たまたま視界に蓬莱寺が入ってしまったのでなんとなく威嚇してしまったとか、様々に考えようもある。しかしその視線はのどかな仮説など吹き飛ばして、空間を貫き、蓬莱寺の心臓をも貫いた。
 背筋も凍らんばかりの熱をこめて、緋勇がひとりの男を見詰めていたのだ。しかもその相手が自分だなどと、これは確かめなければいけない。
 もしかしたらあの男は、ひょっとして、まさかとは思うが、そのまさかかも知れないのだ。

「京一?」
「おう」
「何してる」
「見て分かんねぇか?」
「さっぱり分からん」
「読書」
「それは嘘だろう」
「なんでだよ」
「どうしてお前が読書なんかするんだ」
「俺だってたまには本ぐれぇ読むよ」
「嘘だな」
「断言すんなよ悲しくなるだろ!」

 緋勇が自信満々きっぱりと言い切ったように、蓬莱寺は本など読んでいなかった。写真を眺めるのにも飽きてきたところだ。わずか80pほどの距離ですら果てしなく遠い蓬莱寺にとって、380000qも離れた天体など考えるもの莫迦らしい。



という話にはならなかったよ。
気配を察してちらっと目を上げて、こっちを確認してまた寝る。
という動作って萌えませんか。
なんか信頼してるって感じしませんか。
軽視されてるような気もするけど、それはそれ。
「こいつならいいや」って、なんか甘いよね。
ところで冥王星が惑星じゃなくなったのは魔人リアルタイムよりだいぶ後だね。

拍手ありがとうございます!





2012.10.21
「俺の季節っすね!」
「どこらへんが?」
「寒いところが!」
「ああ、うん」
「朝夕はだいぶ冷えますね!」
「うん」
「皆守先輩もベッドから出てきませんね!」
「なんで知ってんだよ」
「俺に任せてください!」
「やだ」
「任せてくださいっつってんだろ!」
「絶対にやだ」
「いいっすよ、あんたの許可なんてなくても」
「まあ待て、今から急いで18禁ページ作るから」
「何を期待してんすか」
「このへたれ野郎!」

隠しページの場所を示した暗号を作ろうと思いました。
まず、一部屋ずつ文章が隠されてる。
全文を集めると、ひとつだけ矛盾がある。
嘘をついているのが誰か当てると、それがヒントになってる。
って感じのやつ。途中までしか考えてないんですが。
いや、それ以前に隠しページ作る予定もないんですが。
そして隠す必要がある文章を書く気もないんですが。
うん、まず風邪を治そう。

拍手ありがとうございます。
明日から三日ほど留守にします。





2012.10.19
 まだ降らないだろうと思っていたら、ずぶ濡れになった。
 自分の認識の甘さに舌を打ちつつ、見慣れたドアをノックする。こつこつと、雨垂れと同じリズムで拳を打ちつけ、しかし一向に反応がない事に蓬莱寺は首を傾げた。ノブを回しても、施錠されたドアは開かない。ちゃんと鍵をかけろと、普段はどれほど言っても聞かないこの部屋の主は、こんな時ばかりきちんと言いつけを思い出すらしい。
 いつのまにか日が落ちて、濡れたシャツが体温を奪ってゆく。冷えた肩に手の平を当てて、口中で小さく毒づいた。

 そもそもが、約束などしていない。ふと思い立ってドアを叩くのが蓬莱寺という男だった。相手の都合など考えもせず、ただ感情の赴くままに行動を起こし、思いどおりにいかなければ、拗ねるふりをして翌朝にはさっぱり忘れているのだ。その心は風のように、何も残さず、すぐに向きを変える。
 この時も、蓬莱寺は深く考えずにきびすを返した。宿ならば、この部屋でなくともいくらでもある。家に帰れば家族がいて、あたたかい食事と布団もある。
 勢いよく地を蹴って走り出せば、全身に血が巡っているのを実感する。指先にまで達した血液は、蓬莱寺の望みどおり冷えた体をあたためた。そうして家に戻り、風呂に入って寝床に潜り込む。なんら疑問を抱かずに、蓬莱寺はずっとそうしてきた。

 一度だけ、緋勇を家に招いた事がある。妙にはしゃいだ母親と、何やら浮かれた父親のもてなしに、緋勇が戸惑っていたのを憶えている。珍しく困惑を表に出した緋勇を引きずって自室に逃げ込んで、詫びたいような気持ちになったのは何故だろう。
 雨に濡れて帰ると、タオルを投げられて、早くお風呂に入りなさいと顔も見ずに母が言う。

 家族がいる。疑いもなく、家に帰ればそこにいる。あの時、彼をひどく傷付けたような気持ちになったのは何故なのか、ようやく蓬莱寺は理解した。彼には誰もいないのだ。父も母も、もう死んでしまったから。



という話を書こうと思った。
かつて中学二年生だった、もしくは今まさに中学二年生の人なら分かるはずだ。
孤独ってかっこいいよね!というこの病気を。

拍手と【愛】ありがとうございます!
更新してなくてごめんよ!





2012.10.15
 東京の地を踏んだのは何年ぶりか、思い出そうとして、思い出せなくて、葉佩は早々に追憶をやめた。これは仕事だ。記憶など入り込む余地はない。焼け付くような後悔も、今はもう遠い。
 救えなかったと考えるのは、命をかけた彼らへの侮辱だ。彼らはきっと、救われる事など望んでいなかった。銀色の朝焼けなど、誰も望んでいなかった。

 懐かしくもない校舎を見上げ、胸から喉元までせり上がったものを飲み下す。それは慙悸であった。生き延びた自分がこれほどの慟哭を身の内に棲まわせているのだ。死した彼らの無念など、慮るのも恐ろしい。だから葉佩はすべて忘れたような顔をして、かつての仮宿へと足を向けた。

 深閑とした中庭を抜け、寝静まる学生寮を横切って、数年前までは墓地と呼ばれていた場所へと足を踏み入れる。昂揚はしない。心臓も呼吸も乱れない。疑っていた訳でもないが、それを確認して葉佩は知らず安堵の息をついた。
 冷静に、廃された墓石の跡にブーツの踵を打ち付ける。柔らかい土はたやすく崩れ、空漠の虚無へと続く道を示した。墓穴だった場所だ。
 手頃な木立にロープを結び付け、闇に身を投げる。

 音を立てて着地して、葉佩は思わず息を呑んだ。静謐と呪詛が満ちていたその場所が、力強い生命に侵食されていた。わずかに残された空間は、巨木の根が縦横に走り、生あたたかい泥に囲まれている。
 彼には似合わない。そんな言葉が真先に浮かんだ。彼はいつだって人工の花香をただよわせ、命の匂いなどしなかった。皮膚は冷たく、頬は白く、触れた指先も乾いていた。ああ、でも、さすがに風呂上りは彼の手もあたたかかった。癖の強い髪は柔らかかった。
 彼が望まずとも、彼の体はあの瞬間までたしかに生きていたのだ。



例のあれで皆守は死んで怨霊になって無辜の生徒たちを脅かしてる。
遺跡は崩壊しちゃってて、ラスボスのあいつも葉佩が倒した。
でもEDでタオさんにあれされる事もなく、古代の叡智はまだ人知れず眠ってる。
で、それを掘り起こしに葉佩が再び天香にやって来る。
という話にしようかと思ったのは、たぶんGSミカミを読んだからだ。

夷澤も出そうと思ってたけど、出てくるまえに飽きた。
だけど皆守はきっと満足だろうから、怨霊にはならないよね。
じゃあ浮幽霊にしようかな。
「ふゆうれい」変換したら「冬憂い」って出た。なんかこの字面いいな。
で、ほら、あれだ。霊力とかが強いから、いるだけで迷惑だねっていう…
そんな感じでどうだろう。

拍手と【愛】ありがとうございます!
しかも二連打してくれた人がいる!





2012.10.12
大変だ聞いてくれ。
いや、別に大変でもないけどさ。
聞けと言うほど聞かなきゃいけない話でもないんだけどさ。
でもなんか言いたいので言う。

ドラ○もんとデスノがコラボする夢を見たんだ。

うん、それだけだよ。
正確には、コラボするという広告(?)を読む夢。
なので結末は分からない。
明確な根拠はないけど、なんとなくドラえ○んが勝ちそう。
うん、それだけだよ。
夢の話って本人が思ってるほど面白くないんだよね…
なのに、人に話したくてしょうがないこの衝動はなんだろう。

拍手ありがとうございます。
あと、こんな所まで読んでくれてありがとうございます。





2012.10.08 寒露
久し振りに雨に濡れました。
約一年ぶりの寒さにテンションだだ上がりです。
普段はほとんど飲まない砂糖入りの缶コーヒーがやけにうまい。
熱いシャワーで末端が生き返るのが嬉しくてたまらない。
帰る場所があるからこその幸せですね。
休日の朝に布団にくるまってぬくぬくするのも至福。

拍手と【愛】と投票ありがとうございます!
そろそろ新そばの季節っすねセンパイ!
雪が降る前に長野に行きたいっすセンパイ!





2012.10.07
 一度も聴いた事のない歌を、月森はすっかり憶えてしまった。
 花村がたまに小さい声で歌っているのに気付いたのは、随分と親しくなってからだった。誰に聞かせる訳でもなく、ただ心の赴くままに、爪先や指でリズムを刻み、小さくメロディを口ずさむ。そんな時、花村の耳にはヘッドホンが当てられていた。

 たとえば、通学路。まだ半分ほど夢の中にいる月森を、花村は自転車で追い抜く。追い抜いてから気が付いて、急ブレーキで停止して、振り返って「おはよう」と言う直前まで、この口は月森の知らない歌をささやいていた。
 あるいは、昼休み。ざわめく教室で弁当の包みを広げながら、誰にも聞こえないほど小さな声で、恥ずかしくなるような熱烈な愛の歌を口中でつぶやく。それは、彼なりの喜びの表現なのかも知れない。授業を終えて、空腹を満たせる時間が来た。そんな無邪気な喜びを表現するには、あまりにも相応しくない歌詞だったのはさておき。
 または、放課後。部活動に異性交遊に同性交友にクエストに勤しむ月森が、足早にその横を通り過ぎる時。通り過ぎた月森の背中を追って顔を上げる数秒前まで、花村は歌っていた。

 誰に聞かせる訳でもなく、ただ心の赴くままに、爪先や指でリズムを刻み、小さくメロディを口ずさむ。耳から入れた歌を、そのまま声にしているのだろう。ヘッドホンから聞こえているはずのその歌を、月森は知らない。
 知らないが、月森はすっかり憶えてしまった。ささやくように、つぶやくように、花村の声で歌われるその言葉と旋律を、いつのまにか知っていた。
 ざわめきにかき消されてしまうほど小さなその声が熱烈な愛の歌だと知っているのは、今のところ月森だけだ。



ええと、つまり。
そんな小さな声が聞こえるほど近くにいたんだね。
っていう話です。
花村くんが誰に向けて歌ってるのかは、考えてません。
たぶん花村くんは、誰に向ける訳でもなく、ただ歌ってるだけなんだよ。
で、番長はたまたま近くにいたからそれを聞いてるだけ。
意味もなく、望んだのでもなく、気が付いたら一番になってた。
そんな関係もいいよね。

拍手と【愛】ありがとうございます!





2012.10.05
『夜に沈む』の冒頭で阿門さんが連想したのは双樹さんですよ。
双樹さんと皆守は花の匂い。
神鳳くんも、きっとなんかお線香みたいな匂いがするに違いない。
阿門さんはきっと無臭だよ。それか革(コート)の匂いのみ。
あるいは、一緒にいた人の匂いをそのまま移してたりとか。
つまり常にいい匂いをただよわせてる。

生徒会でちゃんと自分の匂いがするのって夷澤だけだといいなぁ。
汗でも泥でもいいから、生きてる匂い。
でもなんとなくオシャレっぽい感じがしないでもないような気もしなくはない、ような。
ので、さり気なく香水とかつけてても…いや、やっぱ許さない。
夷澤は子犬の耳の裏の匂いがしてればいいよ。

葉佩は埃っぽくてオイル臭いといい。危険な男の匂いだね。
ときどき焼肉の匂いをまとって夕薙のアニキに熱い視線を送られてればいいよ。
遺跡でこっそり独りカレーパーティとかして匂いでばれて皆守に憎まれればいいよ。
香水とかオシャレな事はしないってゆーかできない。そういう脳がない。

ひーさんと京一もそういうのとは無縁だろうし。
「ひーちゃん、なんか今日いい匂いするな」
「そうか?」
「この匂いは…焼き鳥か!」
「すいごいなお前、匂いで分かるのか」
「まあな!」
ほのぼの。
でも美里さんはきっといい匂いがするよ。香料とかじゃなくて本人そのものが。





2012.10.02
金木犀が香ってきました。
その昔、阿門さんと神鳳くんと金木犀の話を書いたんですよ。
あれ、書き直して上げようかなーと思ったんです。
で、読み返したらね、なんか、あれだ。
この話に葉佩はいらない。
という結論に達したので、葉佩のとこ削除して書き直しました。
…リアルタイムで読んだ人、いないよね?

あ、ところで色替えました。
夕焼けっぽくしたかったんだけど、なんかサツマイモな感じになってしまったよ。
まあいいや。サツマイモうまいよね。あんま好きじゃないけど。

拍手ありがとうございます!