伊邪那岐命と伊邪那美命
「このなんかフワフワした国を固めろ」
と諸神々に言われた末っ子ふたり、伊邪那岐と伊邪那美。
天の沼矛(ヌボコ)を貰って天の浮橋に立つ。

沼矛を浮橋から下ろしてかき回した。
海水をコオロコオロとかき回し、滴り落ちた塩が重なってできたのが淤能碁呂島(オノゴロジマ)である。


二神の結婚
ふたりはその淤能碁呂島に降り立ち、大きな屋敷を作った。

兄の伊邪那岐が、妹の伊邪那美に問う。
「お前の体ってどうなってる?」
「凹んでる」
「俺は凸ってるぜ。よし、合体だ!」
「おう!」
「俺は左から行く、お前は右からだ!」
「まかせろ!」

という訳で、二人は柱を廻った。
それが美斗能麻具波比(ミトノマグワヒ)。
ミト=御所。
マグワヒ=目合。転じて性行為。
見るという行為が所有または婚姻を表す記述は多い。
このあと二人は初見のように振舞う。


「わーおっとこまえー!」
「あー、お前もいい女だけどさー」
「なんだよー」
「女が先に声かけると良くないんだってさ」

そうして生まれた子は水蛭子(ヒルコ)だった。
ヒルコ=手足がない。あるいは骨がない。
どちらにしろ不具の子。一般名詞?

ので、葦船に入れて流した。

次に生まれた子が淡島(アハシマ)。
この子も、生むべき国土として認められなかった。





→大八島国の生成