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2017.09.29 なんだか懐かしいような気がして、葉佩はふと立ち止まった。見上げた窓が暗い。つまり、彼はあの部屋にいない。眠っているという可能性もある、などと、意思とは無関係に現状を否定する言葉が浮かんだ。 懐かしいのは、絶望だ。今よりもっと無知で浅慮だった葉佩は、そうと知らずに絶望していたのだ。自分が惨めな子供だったなんて、知りたくなかった。硬くて冷たい暗闇で、何も知らぬまま死んでしまえばよかったと、今でも葉佩はたまに思う。おもにこんな夜に。 寂しいという事を葉佩に教えたのは、彼だった。葉佩は知りたくなんかなかったのに。 約束ではなく、彼のきまぐれで、あの部屋は時々温かい。さらに奇跡的な確率で彼の機嫌がよければ、おいしいカレーもある。今までも、彼がいない夜は数えきれないほどあった。 どうしてこの夜に限って、こんなにも泣きたくなるのだろう。 さっきよりも重たくなったブーツを持ち上げて階段をのぼる。ドアの前でポケットを探り、鍵を取り出して鍵穴に差し込む。複雑に入り組んだ謎を解かずとも、このドアは開く。それがなんだか不思議な気がした。 荷物をおろして、上着を脱いで、腹が減ったと感じているのは錯覚ではなかろうかと疑ってみる。おいしい食事は腹ではないものも満たすと、いつからか葉佩は知っていた。 H.A.N.Tが音を立ててメッセージの着信を告げた。 『駅前で飲んでる。八千穂もいるぞ』 死ぬほど疲れていたけれど、葉佩は全速力で走り出した。 いても面倒だけど、いなかったらもっと面倒な葉佩。 このあと酔いつぶれて皆守に背負われる。 そして翌朝、腰を痛めた皆守を見て葉佩が あれ…もしかして俺…やっちゃった…? いやいやいや、そんなまさか。 記憶はないけど断言できる。俺にそんな度胸はない。 ない…よね…? 「あー腰が痛い、おいそこの社会不適合者」 「ごめんなさい」 「俺は今、誰のせいで苦しんでると思う?」 「社会不適合で遺跡に適合した最強の≪宝探し屋≫です」 「謝る気ないだろ」 「やばいなーとは思ってるけど、悪いとはあんまり思ってないね」 「ほう、つまり?」 「だって皆守だし」 「…つまり?」 「まあいいかなって」 「なんで俺はそんなに軽く見られてるんだ?」 「あ、泣かないで!」 「いや、泣かないが」 「よかったぁ」 「言っておくが、俺は重いぞ」 「うん知ってる」 「え、体重が?」 「体重はむしろ軽すぎるだろお前」 「分かってるんならいい」 うん、たぶん葉佩は分かってないと思うけどね。 拍手ありがとうございます! メッセージくださったsafさんへ →たぶんずっとこのまま(仲良し)です。 もうちょっとどうにかなれよとか思ってるなんて秘密ですよ。 魔人九龍に戻りたくなった時に、ここを思い出してもらえるなんて! こんなに嬉しい事はありません! 嬉しい優しいメッセージをありがとうございました! |
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2017.09.27 葉佩は疲れ果てていた。ともすればこの場で崩れ落ちて眠ってしまいたいほどに。しかし葉佩はそうしなかった。道端で眠るのは危険だし、下手をすると通報されて身元引受人を必要とする事態にもなりかねない。それは、なるべくなら避けたい。 そして葉佩にとってはそれ以上に重要な、この場で眠れない理由があった。外から見た自室の窓に、明かりが灯っているのだ。 そもそも、今日は現地のホテルで眠る予定だった。今までのように、地球のすべてをねぐらにしても、なんら問題はない。移動時間を考えれば、わざわざ日本に帰って来るのは実に不合理だ。金も時間も労力も無駄だ。 不合理だ。口中でつぶやく。それは葉佩にとって忌むべきものだ。どうして帰らなければいけないのか。進み続けるためには、帰り道など必要ない。それなのに葉佩は今、金と時間と労力を費やして、日本に帰って来て、重たい体を引きずって階段をのぼっている。 ドアの前で、葉佩は途方に暮れた。葉佩がポケットから鍵を取り出すより早く内側から鍵が開いて、ドアが開いたからだ。 思ったより早かったな。 自分がもう二度とどこへも行けないのだと、進む道は断たれたのだと、認めるには葉佩はあまりにも幼かった。幼い葉佩は、何もできずただ立ち尽くした。いつか跡形もなく消え失せてくれないものかと、望みながら、恐れながら、当然のように葉佩の部屋にいる男を睨んだ。 はい、帰ってきました。 我が家が久しぶりすぎて戸惑って… いや、そんなにじゃないけど。 とりあえずキンモクセイの匂いがするね。 もう何度も書いたような気がするネタです。 なんで「おかえり」「ただいま」って話しにならないんだろう。 書き終わる寸前まで葉佩が泣くかと思ってたよ。 泣かなかったね。 ちなみにわたしは母に体調を心配されて泣いたよ。 拍手ありがとうございます! |
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2017.09.13 秋ですよ! え、秋ですよね? 朝起きて窓開けて あー葉佩が来たのってこんな日かなー って思いながら朝ごはん食べてるよ。 帰りは帰りで天童くんについて考えたり… は、あんまりしてないけど。 秋ってなんで寂しいのかな? 秋っていうより夏の終わりかな。 どの季節よりも終わりって感じがする。 葉佩と鍵の話しを最近ちょっと脳内でころころしてます。 もういいから書いちゃえよ。 と思いつつ、もうちょっと転がしていたい。 で、取り落として失くしちゃうんだよなぁ。 っていうほど明確に言語化されてないんだけど。 安易に流れ落ちるのを老いと呼ぶのだろうか。 拍手ありがとうございました! ところで総投票数とそれぞれの得票数が一致してない気がする。 まあいいか。 |
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2017.09.01 寿司を本屋で探してみたが、見つからなかったよ。 そもそも買う気がないので店員にも聞けず。 いや、なんか、本屋にあるところを確認したかっただけなんだ。 夢じゃないんだって思いたかったんだ。 それはまあいいとして。 某サイトさんが、ちょっと前から剣風帖のプレイメモを上げている。 当然ながら、懐かしいと思うより先にやりたくなるよね。 そもそも脳内では懐かしいと思うほど遠ざかってないし。 夏になるとあのプールのシーン思い出すんだよなぁ… 最初に京一が来るフラグ立てるのに 美里さんに冷たくしなきゃいけないのつらかったな。 京一フラグを立てるのに女性陣をことごとく振らねばならんのが なんていうか、本気じゃない奴お断りって感じするよね。 女の片手間に、ちょっとお遊びで男も落とせます。 じゃないんだよね。 本気で好きなら、女なんかに目もくれず、一心にフラグを立て続けろ。 生半可な覚悟で男を落とそうとか考えてんじゃねぇよ。 っていうメッセージを勝手に受信した。 とすると、京一が最初からひーさん好きっていう前提は間違ってるな。 わたしの文章は京一を正しく表現してなかったんだな。 いや、でも京一はひーさん好きだよね? え、これ夢なの? わたしは永らく自分勝手な夢を見ていたの? まあいいや。 ところでこれ書きながら「88月ムゲン」読んでたんだけど なんか、脳が、なんていうか、あれしてきた。 まあいいや。 そして拍手と嬉しいメッセージをありがとうございます! 00:33にメッセージくださった方へ →あああありがとうございます! 泣くほど嬉しいから謝らないでください! あなたがいるから生きられるレベルでありがとうございます! でもpixivは…あの、なんか恥ずかしいのがあるので… こことはあまりにも作風(?)が違いすぎて… こっそりやらせてください。ごめんなさい。 |