葉佩から 気になるあいつ へ百の質問



1 おはようございまーす。
「…朝っぱらから人のベッドで何してやがる」

2 貴方の名前を教えて下さい。
「まだ憶えてないのか」

3 貴方の性別は?
「知りたければベッドから降りろ」

4 貴方の性格はどんな外道ですか?
「どう見ても道を踏み外してるのはお前だろう」

5 正気ですか?
「お前もな」

6 好きな食べ物はなんですか?
「カレー」

7 他には?
「カレー」

8 好きな人はいますか?
「カレー」

9 もうお前、カレーと結婚してしまえ。
「ありがとう、お前なら分かってくれると思ってたんだ」

10 その清々しい笑顔やめてください。
「まあ冷静になれ」

11 俺はどっちかっつーと冷静だと思うよ。
「俺は人間だ」

12 そうだね。
「でもカレーは、動物ですらない」

13 あ、まだその話してたんだ。
「俺は確かに人より少しカレー好きかも知れない」

14 あの、別の話題にいってもいいですか?
「だが、カレーの意思とは果たしてどこにあるのか」

15 ええと、あのね、質問していいかな?
「質問するのはお前の自由だ。答えるのも俺の自由だ」

16 阿門をどう思いますか?
「髪を下ろしたところを見てみたい」

17 お前、カレーの次ぐらいに阿門のこと好きだよね。
「あいつとカレーを比べるなんて、どうかしてる」

18 それは…ああ、いいや。なんでもない。
「で、いきなり何事だ」

19 あ、百の質問です。よろしく。
「分かった。なんでも訊け」

20 俺のこと好き?
「ライター取ってくれたら」

21 こいつが欲しかったら『九ちゃん愛してる!』って言え。
「あ、ここにあったのか」

22 ライターいくつ持ってんだよ。
「なんか気づくと増えてるんだよな」

23 それはね、夜中にこっそり分裂してるからなんだよ。
「ふうん」

24 アロマって旨いの?
「旨いっつーか、香りを楽しむもんなんだよ」

25 楽しんでる?
「まあ、そこそこ」

26 何が楽しくって生きてんの?
「それをお前が訊くか」

27 ラーメンって嫌い?
「食った事ない」

28 え、マジで?
「嘘だけど」

29 箸は使える?
「一応俺、日本人だから」

30 たまにはカツ丼とか食ってみない?
「気が向いたらな」

31 夷澤をどう思いますか?
「頑張ってる」

32 『ドライです』って言われてどう思いますか?
「『人として危険です』よりはマシかと思う」

33 あれは酷いよね。
「お前が悪い」

34 ヒナ先生をどう思いますか?
「ウザい」

35 いい先生だと思うけどなぁ。
「教員としての能力なんか、俺には関係ない」

36 『人として危険です』とか、初めて言われたよ。
「まあ、面と向かってはあんまり言わないだろうな」

37 言われて一番やだった言葉は?
「頑張れって言われるのが何より嫌いだ」

38 だって頑張れよお前。
「頑張りたくなったらな」

39 見えないとこで頑張ってるとか?
「じゃあそれで」

40 腕立て伏せ何回ぐらいできる?
「さあ」

41 ちょっとここでやってみて。
「なんで」

42 ノリ悪いよね。
「お前が良すぎるんだ」

43 乗り物は何が好き?
「そもそも移動が好きじゃない」

44 働く乗り物は男の浪漫だよね!
「いや別に」

45 消防車をどう思いますか?
「うるさい」

46 救急車に乗った事ある?
「ない」

47 気取ってんじゃねぇよ。
「意味が分からない」

48 ゴミ収集車は?
「そのままじゃ無理だろ」

49 ん?
「解体して小さくしないと乗らないんじゃないか?」

50 ああ、うん、まあそうだね…
「お、半分いったぞ」

51 夢精ってしたことある?
「シモネタはやめとけ」

52 カレーで抜ける?
「お前は俺をなんだと思ってるんだ」

53 俺とカレーとどっちが好き?
「カレー」

54 うん、分かってたよ…
「じゃあ訊くな」

55 俺が死んだら食べていいよ。
「分かった。三日かけて煮込んでやる」

56 俺が三日かそこらで柔らかくなるとでも思ってんのか。
「そんな訳で、死ぬ時は俺の近くにしろよ」

57 …それってプロポーズ?
「お前、俺と結婚したいのか?」

58 結婚は、したくないな。
「何ならしたいんだ」

59 結婚するならどんな人がいい?
「カレー」

60 人って言ったよね。
「カレーみたいな人」

61 黄色ければなんでもいいのか!この淫乱!
「カレーは黄色いだけじゃない」

62 あのさ、たとえば、だよ?
「たとえ話は好きじゃないな」

63 俺からすげぇ美味そうなカレーの匂いがしたら、どうする?
「俺にもくれって言う」

64 …うん。
「なんでがっかりしてんだ」

65 いいんだ、お前はそれでいいんだよ。
「いいとか悪いとか言われる筋合いもないが」

66 いいか悪いかっつったら悪いけどね!
「手癖はお前の方が悪いだろ」

67 足癖はお前の方が悪いよ。あと性格も。
「性格の悪さでお前に勝てる気がしない」

68 え、マジで?何いきなり、なんも出ねぇぞ!
「いや、何も出さないでいい」

69 なんか出したい。
「じゃあカレー出せ」

70 今の、金を出せに聞こえた。
「金でもいいけど」

71 俺の【愛】は金じゃ買えないぜ。
「俺の【愛】はカレーで買えるぞ」

72 安売りしてんなー。
「カレーでうとうと率も上がるしな」

73 ところで【寒】って感情じゃなくね?
「心が寒いんだろ」

74 『寒くないか』って言われて心が寒いって答えたのか俺は。
「意味はだいたい通じてたぞ」

75 『そうじゃないのか?』って質問、返答に困るよね。
「とりあえず【友】って言っとけ」

76 それで失敗した記憶がある。
「そもそも人の話あんまり聞いてないだろお前」

77 実は、聞いてる時と聞いてない時があるんだ。
「こんなにどうでもいい告白を聞いたのは産まれて初めてだ」

78 お前、それ誰にでも言ってんじゃねぇだろーなー。
「なんで喜ぶのか本気で分からん」

79 他人への理解なんて所詮は幻想なのさ。
「だが、幻想が人を動かすのも事実だ」

80 …腹減らない?
「なんか持ってないのか」

81 卵のうと、大腿骨と、あと穀物…
「どうしようもないな」

82 まあ待て、俺の奇跡の調合技術を見せてやるから。
「素材がそれの時点で技術の問題じゃない」

83 卵のうに含まれる水分を利用して…
「素材の問題ですらなくなってきたな」

84 なんか黄色い物なかったかなー。
「黄色ければなんでもいいって訳じゃないからな」

85 皆守はさ、どうしてそんなにカレーが好きなの?
「お前はどうして生きてるんだ?」

86 …まあ、好きなのに理由なんてないよね。
「分かってくれたか」

87 貴方の趣味はなんですか?
「何をいきなり」

88 百の質問をするっていう企画だから。
「そういえば」

89 はい、質問です。趣味はなんですか?寝る以外で。
「夢鑑賞」

90 寝る以外で!
「ぼんやりする」

91 カレー作りとかは?
「あれは趣味じゃない」

92 そうだったんだ。
「お前は秘宝を探す。俺はカレーを作る。そういう事だ」

93 どういう事だかさっぱり分かりません。
「お前に理解できるとは思ってないから安心しろ」

94 質問の途中ですが、残念なお知らせです。
「待て、それ以上俺に近づくな」

95 卵のうが正体不明の何かに変化しました。
「その状態でベッドに乗るなら死を覚悟しろ」

96 俺は諦めない!まだ俺たちには大腿骨と穀物があるんだ!
「俺たちって言うな」

97 しょーがねぇな、生でかじるか。
「腹が減ったな…」

98 マミーズでも行く?
「その選択肢が最初に出てこないのは何故だ」

99 だって俺は《宝探し屋》だからね。
「そうか、じゃあしょうがないな」

100 お前は《宝探し屋》をなんだと思ってんだ。
「俺には理解できない生き物」